スターツ出版(7849)など、携帯電話での小説文学賞を創設

2006年08月05日 06:30

モバイルイメージ【スターツ出版(7849)】と毎日新聞社、【魔法のiらんど】は携帯電話を用いた小説こと「ケータイ小説」の新たな才能を発掘するため、「日本ケータイ小説大賞」を創設、第一回大会について8月4日から募集を開始したと発表した(【発表リリース、PDF】)。

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携帯電話の普及に伴い、10代や20代の若者を中心に、携帯の画面で小説を読む「ケータイ小説」が急速に浸透している中で、携帯小説サイトからデビューし、百万部以上を売り上げるベストセラー作家(スターツ出版による「Deep Love」シリーズのYoshiなど)も誕生している。今回創設された賞は、この新たな文芸作品分野で、新たな才能を発掘するための国内初となる本格的文学賞であるとのこと。

応募方法も一風変わっている。携帯サイトの「魔法のiらんど」内のコンテンツに各自で連載を開始。読者が投票を行い上位作品を選抜、その後再度上位作品を決め、最終選考10作品は審査員らによってチェックされ、各賞が決定される。

応募資格は特に無く、公序良俗に反せず、未発表のものが対象。なお二次利用権は実行委員会の帰属となる。ボリュームは200~500ページ(1ページは1000文字まで)。

携帯で文字列を読む場合は通常の書籍小説と違い横読みになることなど、携帯からの閲覧という環境での特殊事情も考えた上での執筆が必要になるだろう。文筆の腕に自信がある人は参加してみてはいかがだろうか。親指一本でミリオンセラーを生み出せるかもしれないのだから。

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