ウェブサイトの放置、廃止し忘れ多数、21機関に改善意見

2006年08月17日 12:30

インターネットイメージ【asahi.com】によると【総務省近畿管区行政評価局】は8月15日、所轄内の21機関に対し、国の出先機関が廃止したサイトをネット上に放置していたり、古い情報を更新しないまま掲載するなどの不適切な点があったとし、改善を求める通知を出した。

スポンサードリンク

これは通知に先立つ6月から7月、管内31機関のうち公式サイトのある26機関を対象に、「最新情報を掲載しているか」など15項目について調査を実施した結果に基づくもの。その結果、

【近畿中国森林管理局】……1999年度の保護林の指定・管理状況を掲載
【近畿農政局】……2004年3月時点の市民農園開設状況一覧を掲載
【瀬戸内海漁業調整事務所】……古いサイトを廃止せず二つのサイトが併存
【大阪防衛施設局】など13機関……画面の文字サイズが拡大できない


など、古い情報が放置されていたり、高齢者などが使いにくいなどの難点が見つかった。

これらのミスの大半は、担当者の「ケアレスミス」だったり、業務が後継の人に引きつがれる際の引継ぎミスが原因とされる。同評価局では「せっかくの情報提供手段。各機関は常に全利用者の利便性を考えるようにしてほしい」とコメントしているという。

今回はたまたま近畿管区だけの話だったが、全国区で調査すれば(市町村や独立行政法人などもあわせると)桁違いの「問題が存在するサイト」がリストアップされることだろう。その問題の多くは上記にあるような他愛も無いことが原因だったり、あるいは単に予算・人材不足によるものだったりする。すべての官公庁サイトに完璧を求めるのは苦だし、シンプルで素人作りのサイトも味わいがあるものだが、やはり最低限の使いやすさは備えてほしいものだ。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ