アメリカ発動画投稿サイト「You Tube」が日本国内視聴者数でもGyaoを抜く勢い

2006年07月15日 18:00

You Tube(ユーチューブ)イメージ【Japan.Internet.com】によると、アメリカの動画投稿サイト【You Tube(ユーチューブ)】の日本国内からの視聴者・投稿者数が急増している。民間調査会社の【ネットレイティングス】の調べによると5月は前月比150万人増という異例のスピードで伸び、月間視聴者数が410万人に達した。【USEN(4842)】の無料ネット放送局【Gyao】の視聴者数が同社調査では380万人であることから(Gyao発表の会員登録者数は6月17日で1000万人超)、単純比較はできないものの、視聴者の数では動画専用サイトのトップにたったと見られる。

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ユーチューブは2005年2月にアメリカで設立されたベンチャー企業で、画像投稿掲示板の動画バージョンのようなもの。投稿された動画データはストリーミング形式で誰でも自由に視聴できる(一部は無料登録が必要)。検索エンジンを使うような気軽さで動画をチェックし閲覧出来るところから視聴者が急増し、アメリカでは開設後1年あまりの今年3月に、月間800万人の視聴者を有するようになった。現在も1日3万5000本もの動画が投稿され、4000万本もの動画が視聴される。

また、特にアメリカ以外では日本からの投稿動画も多くそれが人気に拍車をかけている。ネットレイティングス調査によれば、日本からのアクセスだけで、2005年12月には視聴者数が月間20万人だったのが、2006年3月には212万人、5月はに400万人を突破している。一方Gyaoは、同じくネットレイティングス調査によると5月時点で視聴者数は382万人/月であり、ユーチューブに逆転されている。

もちろんユーチューブに問題がないわけではない。著作権侵害をしている違法映像が多いのも(人気のポイントであると共に)問題の一つ。例えばNHKでは例の「スプー」騒動の際、対象となる動画の削除を求め実際に削除が行われたが、すぐに新しい人が投稿するなど、いたちごっこが続いている。もちろんユーチューブ側でも規制を強化すると共に、既存メディアと連動するなど新しいビジネスモデルの検討もしている。

Gyaoと違いユーチューブが人気を博した理由はそのコンテンツの「縦横無尽的な豊富さ(色々な意味で)」と共に、ネット上でのコンテンツの使われ方・広まり方に配慮した点にある。実際に閲覧すれば分かるが、見た動画をすぐに他人に教えられるよう最短URLを表記したり、投稿した人の別の動画一覧を表示するなどし、「あとでまた」「さらに」「もう一つ別のものを」という動機付けをしている。

そしてホームページやブログで簡単にユーチューブに投稿された動画を組み込んで、あたかも自分のサイト・ブログのコンテンツであるかのように紹介することも簡単にできる。そして見終わった動画を「他人にオススメする」ボタンまでついている。

あくまでもインターネット版「放送局」を目指したGyaoに対し、ユーチューブはさらにもう一歩も二歩も踏み込んで、ネット上のエンターテインメントを提供する方法を模索し、実装しているのが分かる。著作権に絡む問題の解決にはまだ時間と労力がかかるだろうが、急激な伸びもうなづけるものがある。また、さまざまな可能性を秘めているのは間違いない。

一方、【フジテレビ(4676)】でも似たよなコンセプトのサイト【ワッチミー!TV】を10月に正式スタートする予定だが、ユーチューブのようなあか抜けた方針を打ち出さないと、既存の他サービスに立ち向かうのは難しいだろう。

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