これから急速に増加する熱中症予防情報をネットで提供

2006年07月31日 06:30

時節イメージ[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]の報によると【環境省】では予想される気温などをもとに、熱中症になる危険性の高さを都道府県ごとに指数で表した情報をインターネット上のサイト【熱中症予防情報サイト】で提供している。夏の暑さが本格化するのに伴い、熱中症の患者が増える恐れがあることから、注意をうながすためだという。

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この「熱中症予防情報サイト」では予想される気温や湿度を元に、暑さが人の身体に及ぼす影響の程度を「暑さ指数(WBGT、湿球黒球温度)」というパラメータを用いて示している。これらの指数を元に暑い順に「運動は原則禁止」「厳重警戒」「警戒」「注意」「ほぼ安全」といった5区分に分け、暑い地域での注意をうながしている。

同サイトでは熱中症患者や暑さ指数の速報を提供するほか、熱中症の知識や対応策について情報提供をする「熱中症保険指導マニュアル」や紫外線速報、さらには携帯向けの暑さ指数速報など、さまざまな情報を提供し、熱中症への備えを喚起している。

前世紀末期から都市部において、市街地の緑の減少や地面のコンクリート化、エアコンの普及によるヒートアイランド現象が顕著化し、夏の気温が上昇、熱中症で病院に運ばれる人が増えている。また、屋外だけでなく屋内にいても熱中症で倒れる人も(特に高齢者の間で)増加している。環境省では「熱中症予防情報サイト」の情報を有効活用し、熱中症への対策に役立ててほしいとしているという。

エアコンが普及する前は、日本では暑さをしのぐには浴衣など軽装をして風鈴やすだれなどで涼しさを演出し、身も心も暑さから逃れようとしたもの。しかしヒートアイランド現象の進行が顕著化することで、気分で暑さをしのぐレベルでは無くなったようだ。情緒もへったくれもなく、多分に寂しさを禁じえない。

ともあれ、熱中症で倒れて病院行きとなることがないよう、自分自身も身の回りの人にも配慮を忘れないようにようにしたいものだ。

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