経済産業省、ゲーム制作者の技術検定制度創設へ

2006年07月24日 12:30

ゲームイメージ【NIKKEI NeT】によると【経済産業省】は2007年度にも、ゲーム制作者の技術検定制度や表彰制度を創設する。ゲーム産業の競争力強化のための「ゲーム産業戦略骨子案」に盛り込まれた。

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ゲームの内容については日本の作品の評価は国際的にも高いものがいくつも存在し、また「萌え」をはじめとして日本ならではの作品傾向も評判だが、国際市場全体としては韓国企業などが台頭している。そこで経済産業省では優秀なゲーム制作者を育成して国際競争力を取り戻し、ゲーム産業を輸出産業のひとつの柱として育成する考えのようだ。

具体的には政府として制作者のプログラム技術を格付けしたり、優秀な人物を表彰して開発力を強化する。中小ソフト会社への支援や海外市場への調査もスタートするという。

要は政府機関としてゲーム業界に対し「表彰などでモチベーションを高める」「プログラム技術の格付けなど資格制度の導入」「中小ソフト会社へ資金融資や法制上の優遇措置などによる支援」「海外市場のリサーチによる状況分析」を本格的に行うということになる。

これらのアクションはその一部がすでに業界団体などで行われている。が、今回それらの業界団体への注力ではなく独自に仕組みを創設するということは、十分な効果をあげていないと経済産業省では判断したのだろう。

政府のお墨付きがつけばそれだけモチベーションの向上や社会的地位の確立が期待できる。同時に「型にはまった」スタイルに押しとどめられ、自由な発想ができなくなる可能性もある。経済産業省には柔軟な仕組みを作ってほしいものだ。

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