外回りの人たちは特にご注意を……熱中症対策を忘れずに

2006年07月19日 12:30

時節イメージ【ZAKZAK】において、熱中症対策に関する記事が掲載されていた。梅雨もまだ明けていないというのに30度はおろか35度を超える超絶高温が続く昨今、7月14日だけでも3人が熱中症で命を落とすなど、冗談にならない状態が続いているための対策だという。スポーツ専門医いわく「水分豊富な体を作る『ウオーター・ローディング』で熱中症を防げ」とのこと。

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熱中症の症状は「知らないうちに進行する」とした上で、次のように解説されている。

・まず、体に力が入らなくなる。
・全身の倦怠(けんたい)感、めまい、頭痛、嘔吐、低血圧、頻脈などがあるが、けいれん発作や失神にいたることも多い」
・体温が40度を超えると幻覚や昏睡、まひなどの症状を示し、多臓器不全で死に至ることもある。


たかが熱中症とナメてはいけない。症状を少しでも感じたら、涼しいところに避難し、ベルトをゆるめ、水分を補給する。水だけだとけいれんを引き起こす場合があるので、アクエリアスやポカリスエットなどのような電解質の入ったスポーツドリンクが理想的。

熱中症を防ぐ水分のボリュームはどれくらいなのか。元記事には健康な人の具体的な数字はあげられていない。ちなみに一日に必要な水分全体量は大人で体重(キログラム)×50ミリリットル、飲料水として直接飲む分はこの半分程度が適量とされている。汗をかきやすい状況下においては、これ以上の水分が不可欠なのだろう。

スポーツドクターの言によれば、「スポーツ選手は夏場に熱中症にならないため、日頃からペットボトルを持ち歩き、1日最低2リットルの水を飲むことで“水分の豊富な体”をつくるウオーター・ローディングという対策をとっている」という。この体質をキープすることで熱中症予防になるだけでなく、暑さでふらつくことも防げるという。また、気温が上昇しているため、誰もが熱中症になりうる時代になっているとも。

最近では野外はもちろん室内においても熱中症にかかるという事例が数多く報告されている。たとえぬるめの水でも、身体をいやす効果は絶大。無理・無茶をせず、ちょっとでも体調の異変を感じたら身体を休め、十分な水分の補給をするようにしよう。

……もちろん水分の内容の吟味も忘れずに。甘いものばかり飲んでいると熱中症は防げても肥満やその他の体調不良のきっかけになりかねないのでご注意を(笑)。


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