「月刊アスキー」が臨時休刊、脱PC化へ

2006年07月19日 06:00

[このリンク先(asahi)はすでにページが削除されています]によるとパソコン関連などの出版事業を手掛ける「アスキー」が1977年に創刊した月刊アスキーについて、一度休刊をし、パソコン総合雑誌としての看板を下ろすことになった。「卒業宣言」を掲載し、9月から11月号を休刊。10月発売の12月号から内容を一新するという。

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アスキー2006年8月号イメージ記事によると一新される新刊でも「月刊アスキー」の誌名は残すという。一方出版数そのものは最盛期の2割程度の4万部に低迷していた同誌について、「誰もがパソコンを使いこなす時代になり、創刊以来の使命は果たされた」とアスキー側ではコメントしている。またリニューアル後は「IT(情報技術)ビジネス雑誌」になるようだ。

実際【最新号の内容を公式サイトで見てみる】と、最終号であるだけに、いかにも集大成的な内容であることがうかがえる。

■30年の間には忘れられないパソコンがこれだけある 伝説のパーソナルコンピュータ100+
■今につながる昔の最新 月刊アスキーの記事で見るパソコンの30年
■現在(いま)の常識はこうして始まった パソコン業界あの事件を追え!
■ハード,OS,本誌記事から振り返る Appleの軌跡
■ロングインタビュー これからの30年を担うキーマン
■Direct Mail Area【特別版】
■そしてこれからの30年
■ありがとう 月刊アスキー350号


当方(不破)も、それこそPC-8001(NECから発売されていた往年のパソコン)時代からのアスキーの一購読者で、当時からの「読者と一緒にパソコンで色々やっちゃおう」的なスタイルには非常に好感を持っていた。「パソコンってこんな色々なことができるんだ」的な夢と方法論を次から次へと読者に与え、また読者と共に楽しもうという記事は、何度読んでも面白かったものだ。年一のエイプリールフールの大特集(小冊子化もされた)や数々のゲーム、プログラム大会、随筆的コラムなど、エンタメ性の高さでも他を寄せ付けないクオリティを誇ってたのは間違いない。

願わくばリニューアル後の新生「月刊アスキー」も多くの人たちにとって「心躍らせる」内容であることを祈りたい。


(最終更新:2013/09/17)

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