うな丼一筋80日!? 吉野家(9861)が全店で「うな丼」展開へ

2006年07月03日 12:30

ウナギイメージ【NIKKEI NeT】によると【吉野家(9861)】は丼ものとしては牛丼のライバルにも相当するうなぎ丼こと「うな丼」の販売に乗り出した。すでに千葉県浦安市などの一部店舗で先行試験販売をしている模様。参照元の記事には、「鰻めし」の青いのぼりが入り口両脇に掲げられているようすがうかがえる。

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新商品の名前は「うな丼」ではなく「鰻(うなぎ)めし」。のぼりにもあるように価格は580円。お新香つきとのこと。同社のメニューの中では一番高い。

記事によれば吉野家ではすでに、アメリカ産牛肉の輸入が再開されれば9月にも牛丼を復活する方針だが、数に限りがあるため輸入禁止前のボリュームに戻すのは困難(4割程度と推測される)。現在は豚丼をはじめ肉を使った商品が中心で、牛丼と需要が重なりあう恐れがあるため、今回その危険性が無く、しかも人気が高いうな丼を採用することになった。

最近は100円ショップでも(もちろん100円ではないが)「うな丼」を置くようになり、牛・豚丼だけではなく少々高級な丼ものの代名詞のニーズをカバーしようとする、各低価格商品販売店舗の攻勢が見て取れる。吉野家の場合は「肉同士でシェアを食いつぶしてしまう」ということもあり、メニュー選択としては適切だといえよう。

ただ、「うな丼」と「豚丼・牛丼」を食べる客層は微妙に食い違いがあるのも事実。「うな丼」が客のニーズにマッチせずに売れ行きが今ひとつとなるのか、それとも新たな顧客層を獲得し、吉野家の集客力を高めてくれる新アイテムとなるのか、今のところは判断が難しい。美味しいうな丼が提供できれば、吉野家の目論見は果たせるだろうから、まずは「うな丼の通も納得のいく美味しいうな丼」を提供するよう、期待したい。

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