ギャガ(4280)、監査法人の指摘で過去4年分の決算を訂正

2006年07月15日 07:00

株式イメージ【ギャガ・コミュニケーションズ(4280)】は7月14日、2002年9月期から過去4年分の決算修正を発表した(【発表リリース】)。監査法人であるトーマツから、映像版権のライセンス売上高の計算方法で修正を求められ、それを元に再計算と修正発表を行った。

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リリースによればギャガは2004年11月、親会社の【USEN(4842)】にあわせて2004年9月期決算の会計方針を変更することに決定した。この際、これまではライセンス販売の契約時点で売上として計上していた数字を、実際に販売が実現した時点で売上として計上するように基準を変更し、計算を行い決算内容を開示した。

ところがギャガはトーマツから、この計算方法変更について、2004年9月期だけでなく2002年9月期・2003年9月期にさかのぼり、基準を統一して再計算すべきだとの指摘を最近になって受けた。そのため2002年9月期以降、今年4月に発表した中間決算までを含む4年分の決算を訂正した。

ちなみに最新の中間決算(2005年9月~2006年2月中間期)の連結決算では、訂正前の営業損失/純損失がそれぞれ1億7200万円/4億500万円の赤字だったのが、訂正後は1億4500万円/3億7800万円の赤字となり、多少赤字額が減少することになった。

ギャガにしてみれば「もっと早く指摘してくれよ」とツッコミをトーマツに入れたいところだろう。ともあれ、同日USENの完全子会社化の方針が決まったギャガには、このようなドタバタの種をすべてなくしてすっきりした上で、USENと融合してほしいものだ。

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