ヤギコーポレーション(3595)、経営陣によるMBOで株式非公開化

2006年07月20日 06:00

株式イメージユニフォーム製造大手の【ヤギコーポレーション(3595)】は7月19日、経営陣による企業買収(MBO、マネジメントバイアウト)を実施し、株式を非公開化すると発表した(【発表リリース、PDF】)。TBOを本日7月20日から行う。全株式を取得した場合買収額は自己株式を除き約52億円。

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TOBはヤギコーポレーションの八木孝男会長が社長を務める株式管理会社ヤギエージェンシーが実施。8月22日までの間に買い付けを行う。目標は418万2958株で、これに現在所有株式数の344万9480株を合わせると66.70%(2/3超)となる。目標株式数以上が応募されてもすべての買い付けを行う。なお一株あたりの買い付け価格は659円。先日の終値が435円なので51.4%のプレミアがつく。

当然ヤギコーポレーションは9月末にも上場を廃止する見通し。その後は両社が合併して現経営陣が引き続き経営を行う。そして短期的な業績や株主の思惑に左右されること無く、事業そのものの抜本改革を推し進める予定。

経営陣による企業買収・上場廃止と事業の根本改革は最近では【すかいらーく(8180)、MBOで株式の非公開化へ 日本国内では最大規模のMBO】にもあるように【すかいらーく(8180)】によるものが記憶に新しい。現金があれば、という前提だが、「MBOによる上場廃止と事業レボリューション」が一つのスタイルとして確立しつつあるようだ。

なおヤギコーポレーションはマーケットメイク銘柄。サーキットブレイクという「冷やし」の仕組みはあるものの基本的にストップ高の仕組みは無い。恐らく本日はTBO価格に向けた壮絶な買い進めが行われることだろう。

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