骨髄ドナー登録者が25万人を突破、目標は30万人

2006年07月10日 06:00

【骨髄移植推進財団】は7月7日、白血病などの難病患者へ骨髄を提供する意思を表明したいわゆる「ドナー登録者」が2006年6月末までに25万人を突破し25万1040人になったことを明らかにした(【発表リリース、PDF】)。

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リリースによればドナー登録受付開始は1992年1月からで、14年半でここまでの数に至り、骨髄移植例も7500例に達したという。しかしその一方で、昨年登録された国内患者(2253人)のうち、約5割の方はいまだに移植を受けられていない現実がある。一人でも多くの患者さんに移植の機会を提供するには、目標とするドナー登録者数30万人達成を一日も早く実現しなければならない、としている。

白血病などで骨髄移植をして治療するためには、患者とドナーの白血球の型(HLA)が一致している必要があるが、血縁者間では高い(兄弟姉妹なら25%)ものの、それ以外では数百分の一から数万分の一でしかない。血縁者間で一致しなかった場合、ドナー登録者から患者とHLAが一致するものを、それこそ砂漠で特定の砂粒を見つけるような感覚で探し出さねばならない。当然ドナーの数は多ければ多いほど、患者が救われる可能性も高くなるわけだ。

骨髄の提供には入院が必要で摂取前後で一週間ほどの時間を拘束される必要があることや、身体への負担がないわけではないからか、敬遠する人も多い(ちなみに当方の場合、療養中の病気の都合から登録ができない)。とはいえ、多くの人を救える可能性が自分の身体の中にもあるのも事実。興味関心がある人は、骨髄移植推進財団のサイトを確認してドナー登録を検討してみてはいかがだろうか。

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