2000年代でベストな投資先は不動産かアメリカの小型株、美術品はパフォーマンスが悪い

2006年07月20日 19:30

株式イメージ【ブルームバーグ】が報じたところによると、アメリカの大手証券会社メリルリンチの調査結果として、美術品への投資はパフォーマンスが非常に悪いとの結果が出た。1億ドル以上の値がつくピカソの絵ですら、投資収益という観点ではお寒い結果が出ているという。

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詳細は元記事を参照してほしいが、簡単にまとめるとメリルリンチでは、

・株式と債券は5年間保有すればほぼ確実に利益が出る。美術品は価値が下落するリスクが高い。前者が損失の可能性は3%以下なのに後者は17%。
・美術品、金、商品はリターンが劣り、リスクは大きい。長期投資家向け。
・2000年代はこれまでのところ、不動産とアメリカの小型株が最良の投資先。美術品や外国株、S&P500の主力株がよろしくない。


とのこと。特に美術品については、70年代は最悪で、80年代には復権を成し遂げ株や不動産を上回るリターンを上げ、90年には下落したという。ちなみに1990年代の最良の優良投資先はS&P500を構成する主力アメリカ銘柄だったという。

時代によってベスト、あるいはベターな投資先は常に変わりうる。そしてどのセクターや投資先が利回りが良いのかは、その期間を過ぎてみないと分からない。要は経験則でしかないということだ。現状の状況変化にアンテナを張り巡らせるのはもちろんだが、逆に狼狽してすぐに自分のポジションを変えるのも結局は振り回されるだけ、ということなのかもしれない。

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