【更新】ホヤにアルツハイマーを予防する効果が。来年にも錠剤としての商品化も

2006年06月02日 06:30

ホヤイメージ[YOMIURI ONLINE]によると、独特の造詣で知られている、海に生息するホヤなどに含まれている脂質の「プラズマローゲン」が、アルツハイマー病を防ぐ可能性が高いことが明らかになった。東北大大学院農学研究科の宮沢陽夫教授(食品学)らの研究による。動物実験での証明がなされ、来年2007年にも錠剤の健康食品として発売するという。

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記事によるとアルツハイマー病は物忘れなどを主症状とする病気で、脳の神経細胞が死ぬことが原因と考えられている。アルツハイマー病を発症した患者の脳内ではプラズマローゲンが通常の人より3割程度減少しており、何らかの関係があるのではと推測されていたが、その働きは分からなかった。

今回の研究で宮澤教授らは実験の結果、プラズマローゲンに神経細胞の老化・死を防ぐ効果があること、さらにプラズマローゲンを接種させると記憶力や学習能力の低下を防ぐ効果があることをマウス実験で証明した。

プラズマローゲンは牛の脳にも含まれるが、くだんのBSE感染の恐れがあり現在では使えない。そこで手に入りやすい海産物を調べたところ、ホヤやカキ、ウニなどに含まれていることを発見。とりわけ、ホヤの場合は食べる際に通常は廃棄する内臓への含有率が約0.1%と高く、有効活用できるという。

宮沢教授らは、すでにホヤからプラズマローゲンを抽出する方法も開発済み。ホヤが宮城や岩手を産地としていることからも、東北の新しい産業としてこのホヤの成果が期待できるとしている。来年にも錠剤として発売するだけでなく、4年から5年をかけて患者への効能を確かめ、医薬品などの開発を目指したいとしている。

ゲテモノのようにしか見えないが通好みという印象のある「ホヤ」。個人的にも「見たはあるが食べたくも無い」という印象でしかない。だが数年のうちに、「有益な薬の原材料」としての認知が世間一般に広まるかもしれない。


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