ぜんそく薬「ゾレア」、日本販売に向けて承認申請

2006年06月28日 06:00

時節イメージ【ノバルティスファーマ】は6月26日、気管支ぜんそく治療薬の「ゾレア」(一般名:オマリズマブ)の製造販売承認を【厚生労働省】に申請したと発表した(【発表リリース】)。

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リリースによればこの「ゾレア」は生物の免疫機能を利用した「抗体医薬品」で、ぜんそく薬では国内初。発作を引き起こす原因物質「IgE(イムノグロブリンE)」そのものが作られるのを防ぎ、原因物質の働きを抑えたり炎症を鎮める従来の治療薬よりも効果が高いとみられるという。月に一度か二度の皮下注射で投与を行うスタイル。

日本国内の試験では、これまでのぜんそく薬で症状が十分コントロールできなかった重症のアレルギー性ぜんそく患者にゾレアを使用したところ、ぜんそく症状のコントロールや発作の減少などの効果が見られたという。

ゾレアはすでにアメリカやヨーロッパをはじめ46か国で承認され、15か国で販売済み。ぜんそく患者数が400万人いるとも言われている日本国内での承認が期待されている。

当方(不破)もかつては公害性小児ぜんそくの気があり、特に気候が変化したときにはぜんそくに苦しめられた経験を持つ。自分の意志とは別のところにある衝動から出るぜんそくは辛く、夜もなかなか眠れなくなるため体力をいちじるしく消耗し、呼吸そのものが苦痛となってしまうこともしばしば。ゾレアが少しでも同じような体験を現在でも味わっている人たちの救いの手立てとなれば幸いだ。

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