道路交通法改正で影響を受けているもの……環状道路沿いのラーメン屋たちの苦悩

2006年06月27日 09:30

時節イメージ『FNN動画ニュース』にて、6月に施行された改正道路交通法によって環状7号線沿線のラーメン店で大きな状況変化が起きつつあることが報じられた。法律改正で路上駐車に対する取り締まりが厳しくなり、結果として路上駐車が激減、ラーメン店へのお客もそれに伴い減ってしまったのだという。

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あるラーメン店では具体的に、6月に入ってから売上が2割から3割、あるいは25%以上落ちているという話を数字を挙げて紹介。行列ができるほどの超有名店でも1割、売上金額で月に100万円近くは減ったのではないかという。

取材を受けた東京・世田谷区は3キロメートル内に20件以上の人気ラーメン店が存在するラーメン激戦区。ラーメン好きにとってはパラダイスのような環境だが、それらが皆、この地域の駐車場不足で改正道路交通法によって影響を受けている。

一応、近所のコインパーキングの案内図を貼りだしたり、車内への出前サービスを開始するなど対応策を練りだした店もあるが、状況の抜本的改善にはつながっていないようだ。

今地域などのように、地域の状況や歴史などの理由から、一時的な駐車、あるいは停車を半ば黙認してきたところも少なくない。それらの地域も今回の改正道路交通法で一様に取り締まり強化が行われ、思わぬ弊害を生じている話も多所で耳にする。そもそも利己主義的な考え方だけで地域住民や通行する車にも悪影響をおよぼす迷惑駐車を肯定するのは問題外だが、場合によっては柔軟性のある対応が求められるのかもしれない。

実際当方(不破)が目にしたものでも、ラーメン屋は思っている以上に違法駐車についてピリピリしているし、他にも街道沿いのレンタルビデオショップでわざわざ大きな貼り紙をし、自動車だけでなく自転車についても注意をうながしている。改正直後でまだとまどっている人も多いからなのだろうが、それにしても今後中長期的にどのような影響を及ぼすのか、気になるところではある。


(最終更新:2013/08/29)

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