もう一度飲んでみたいドリンク、トップは「メローイエロー」

2006年06月17日 17:00

メローイエローイメージ検索エンジンのgooは6月17日までに、【もう一度飲んでみたいソフトドリンクランキング】を発表した。それによるとトップについたのは「メローイエロー」、そしてほぼ同数で「はちみつレモン」がトップに輝いた。このようなランキングの場合「味が今三つ」のおかげですぐに市場から消えて無くなるものが上位に見受けられそうなものだが、意外にそのような飲料は上位にはあまり見受けられなかった。

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メローイエロー復刻版イメージ第一位の「メローイエロー」は日本コカ・コーラの製品。鮮やか過ぎるまでの黄色をした炭酸水としてインパクトが強かったが、いつの間にか市場から消えている(最近「セブンイレブン」から【復刻版が出ている】)。この「メローイエロー」は、ペプシから発売されている「マウンテンデュー」の対抗商品として、日本では1983年から発売されたもの。日本の広報展開では松井直美を起用し、キャッチコピーに(マウンテンデューの日本での「最初で最後のきわどい味」に対抗してか)「とっても訳せない味」という言い回しを使うなど、さまざまな点で印象深い商品だった。

なっちゃん版はちみつレモンイメージ第二位の「はちみつレモン」はサントリーの製品。当時としては活気的な、はちみちとレモンの意外で美味な組み合わせが大評判となり、1989年の流行語にも選ばれるほどだった。だが、「はちみつ」と「レモン」というあまりにもありがちな名前のかけあわせが災いし、サントリーが商標登録をすることができず、また他社がここぞとばかりに類似商品を山ほど出したので結果的に共倒れとなる。サントリーでも独自製品の「なっちゃん」と掛け合わせて「はちみつレモン」の牙城を維持しようとしたがかなわなかったようだ。

第三位の「アンバサ」は日本コカコーラの製品。乳酸飲料でかつ炭酸系という、「美味しいもの両取り」的な飲料。缶タイプは1982年発売(瓶タイプはその前年)のだが、当時のテレビCMにはヒロコ・グレースが登場し、キャッチコピー「白いおいしさ」と共にちょっとした話題となった。なおこちらは一部のファミリーレストランなどのドリンクバーで見かけることができるという。

以下ランキングには第四位の「スプライト」のように「今でも簡単に見かけるじゃん」(恐らくランキング上のは「以前のタイプの」スプライトを指しているのだろう)的なものや、「ドクターペッパー」のように地域限定ながらも容易にみつけることができるもの、また「力水」などのように「そういやそんなドリンクもあったなぁ、それなりに印象的で美味しかったのに」的なもの、「ニュースキャスターの俵孝太郎のテレビCMが印象的だったけど消え方の早さも印象深かった」イメージの強い「タブ・クリア」、そして飲料水のテレビCMとしては歴史に名を残している「サスケ」(サントリーフーズ、「コーラの前を横切るヤツ、冒険活劇飲料サスケ」という糸井重里氏作のコピー・CMソングに坂本龍一氏を起用するなどゴージャスな陣容だったが、味が当時市場にはまったく受け入れられず短命に終わり、本当に「横切って通り過ぎてしまった」)などが見受けられる。

生産は終了してしまったが人気が高かった商品については、「メローイエロー」のようにコンビニエンスストアや生産元のメーカーで限定復刻発売されることがある。地域限定品となった商品も、通信販売で購入できなくもない。ランキングをチェックして、懐かしさを覚えたら、ちょっとコンビニに寄ってみたり、通販サイトで購入できないか確かめてみるのも良いかもしれない。

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