王子製紙(3861)もティッシュなど紙製品値上げ。最大で20~30%

2006年06月02日 06:30

王子製紙イメージ[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]などが報じたところによると、原油価格の高騰などを受けて大手製紙メーカーの
【王子製紙(3861)】が7月下旬からティッシュペーパーやトイレットペーパーの出荷段階の価格を20%から30%引き上げることを明らかにした。

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王子製紙イメージ紙製品の値上げについてはすでに【日本製紙(3893)】が値上げを表明しているが、王子製紙でも7月21日から、ティッシュペーパーやトイレットペーパー、ペーパータオルの出荷段階での価格を20%から30%引き上げるという。ただでさえ値下げ競争の影響で出荷価格がこの4年間で半分近くに下がったことに加え、昨今の原油高でボイラーの燃料に使う重油の価格が値上がりしているのが値上げの理由。現価格ではコスト削減をしても赤字になってしまうとのこと。

店頭において具体的に反映される値上げ価格は、ティッシュペーパーが5個1パックで50円程度、トイレットペーパーが12ロール1パックで70円程度になるものと思われる。

原油価格の高騰はどちらかというと「需要が急速に伸びる」「枯渇が近い」というあおりを利用した投機筋による買占めによるところが大きいとされている。直接原油を使うことはない庶民にとっても、じわじわと影響が出始めてた感が強い。先の「オイルショック」のようなパニックはないだろうが、逆に「ゆでガエル」的な雰囲気もあり、背筋が寒くなってくる気がし無くもない。


■関連記事:
【家庭用紙の大手クレシア、ティッシュの卸売り価格について25%以上値上げと発表】

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