2006年06月23日
東京証券取引所、1万円以下の投資単位を認めないように株式分割時のルールを見直しへ
【東京証券取引所】は6月22日、上場制度の抜本的見直しを図るため、「統合整備プログラム」を発表した(【発表リリース(上場制度総合整備プログラムの策定について)】)。その中で東証は、株式売買の最低金額が1万円以下になるような株式分割を制限するようなルールを策定した。今年中にも上場規則として正式に明記する予定。
今回作成されるルールに該当するのは、意図的に企業側が最低金額を下げる株式分割や投資単位の再設定。業績不振やその他の事情によって株価が下落し、最低投資金額が1万円を割る場合は対象外となる。今件はライブドア騒動で同社が幾度と無く大規模な株式分割をしたため投機対象となり、東証のシステムに影響を与えたのがきっかけ。
一方で東証では「望ましい投資金額」の目安として、これまでの「50万円以下」から、「5万円から50万円」と明記し、最低金額がこの範囲に納まるよう各企業に対応を求めるという。こちらは努力目標に留まる。
投資単位が5万円以下の銘柄は6月22日の終値で算出すると165銘柄となる。「分割時には1万円という基準でありながら、通常の銘柄は5万円」とダブルスタンダード的な基準は混乱を招く気がする。ここはやはり分割時の「1万円」に基準をあわせ、「分割後もあわせ望ましい投資金額」を1万円以下とし、分割時に際しての基準は制限、通常においては努力目標とした方が良いように思われる。ちなみに1万円以下の場合は現在次の13銘柄が該当する(JASDAQなど他証券銘柄も含む)。
1731、ペイントハウス、376、1、376円
1757、千年の杜、52、100、5200円
1844、大盛工業、54、100、5400円
2316、モスインスティテュー、426、1、426円
4346、ネクシィーズ、8520、1、8520円
4714、リソー教育、9410、1、9410円
4740、ニューディール、41、100、4100円
4830、サンライズ・テクノロジー、66、10、660円
4840、ドリームテクノロジー、8330、1、8330円
5955、ヤマシナ、85、100、8500円
7638、シーマ、163、10、1630円
8571、ニッシン、85、100、8500円
9448、インボイス、5940、1、5940円※順に証券コード、社名、22日終値、単元株式数、最低投資価格
特に投資最小単位が3桁台の銘柄については、何らかの対応が迫られることだろう。
■関連記事:
【東証、株式売買の最少金額単位を「5万円」へ】
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