「ドモホルンリンクル」の処分品がネットオークションで不正大量販売

2006年05月29日 12:30

時節イメージ【Mainichi INTERACTIVE】によると、配送中にこん包が破損するなどしてごみ処分場に持ち込まれた化粧品「ドモホルンリンクル」が、インターネットのオークションサイトで大量に販売されていたことが分かった。これは処分場の担当社員が無断で持ち出して出品していたもので、同社員は約100万円を売り上げていたという。熊本県廃棄物対策課は廃棄物処理法に基づき管理が不十分だとして、産廃処理会社を事情聴取するなど指導に乗り出した。

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記事によれば持ち出していたのは熊本県菊池市の産廃処理会社の30代男性社員。昨年9月から、処分場に搬入された化粧品のうち損傷程度が比較的軽いものを無断で持ち出し、ネットオークションに出品していた。いずれも箱がへこんだり、水にぬれただけの中身に支障のないもので、今年1月までの約5か月間に約180個、総額約100万円を売り上げていたという。

「ドモホルンリンクル」の発売元【再春館製薬所】の説明によれば、ネットオークションで売られていた化粧品はこん包などが破損しただけで中身に影響はなく、安全性に問題はないとのこと。

今件は再春館の社員が、ネットオークションに製品が大量出品されているのに気がつき発覚。問題の社員は横流しを認め、3月に懲戒解雇されている。またこの産廃処理会社は記事で「該当の社員は解雇した。県にも報告しており、関係者間で解決済みと考えている」とコメント。一方再春館側では

「適正な処理がなされず誠に遺憾だ。顧客の安心、安全を第一に考え、直販システムを導入している。今回、再発防止策を徹底したが、ネットオークションの商品の安全まで保証するのは難しい。できれば利用しないでほしい」


としている。

テレビCM 「初めてお客様には売りません」「天然コラーゲン100%」「何もしないという のが仕事という仕事があります」などインパクトが強く独特のセールス手法で販売しているドモホルンリンクルだが、実際に各ネットオークションではかなりの数が出回っている。ヤフーオークションで見てみても【ごらんの通りである】。無論これらすべてが今件の「不正販売品」というわけではない。

売りたい人と買いたい人がいれば、それを仲介するオークション市場に商品が出品されるのは世の常だが、商品の性質上オークションで購入することは今ひとつ正当性・実用性に欠けるところがあると思われる。すべてのオークション商品についていえることだが、たとえ欲しいもの、安いものであっても「おかしいな」と思うものには手を出さないのが無難だろう。

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