【更新】厚生労働省の研究結果、認知症予防には「栄養に配慮した食生活」「運動」そして「昼寝」

2006年05月28日 12:30

時節イメージ[YOMIURI ONLINE]によると、【厚生労働省】の研究班の研究結果で、「よく運動し、栄養に気をつけて、昼寝をした」方が認知症の発生率が低いことが明らかになった。生活習慣の改善で認知症予防の成果が確かめられたのは初めてとして注目を集めている。

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記事によると今研究は茨城県利根町の65歳以上を対象に、2001年から2005年にかけて、400人ほどを対象にした指導で行われた。運動や栄養、睡眠の改善を指導し、この指導をしなかった別の1500人との比較データが調査された。

具体的な「指導」内容とは

・簡単な有酸素運動(音楽に合わせてステップを踏む)を定期的に
・DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)を含む栄養補助剤を毎日摂取
・30分以上毎日昼寝


の3項目。結果、生活習慣を指導したグループでは認知症発生率が3.1%だったのに対し、しなかったグループは4.3%にのぼった。また、記憶能力テストでも統計学上指導したグループの方が成績が良いとの結果が出た。今後グループでは統計的分析を進めるという。

認知症予防については国内外でさまざまな研究が行われているが、あくまでも既存の生活における生活習慣を観察してデータを取得する「観察研究」が主で、今回のように具体的に生活習慣改善を行い違いを確かめる「介入研究」は初めて。

「指導内容」を見る限り、要は「昔の日本人のようなスローライフ的な生活習慣を営む」ということに尽きるのだろうか。現在の生活リズム・社会情勢ではすべて昔のままに移行するのは不可能だが、事あるたびに思い返し気をつけることで、より長く有意義な生活を過ごすことができるようになるかもしれない。

……要は「食う寝るあそぶ」というわけだ。

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