ウォーレン・バフェット氏、アメリカの経常赤字膨張に警告を発す。為替相場は急変

2006年05月08日 06:40

株式イメージ【NIKKEI NeT】によるとアメリカの著名投資家で世界の資産家ランキングで常に上位ランクインを果たしているウォーレン・バフェット氏が、膨張を続けるアメリカの経常赤字はドルの下落をもたらし、アメリカでインフレを誘発する可能性があると言及した。5月6日にバフェット氏が率いる投資会社【バークシャー・ハザウェイ(BERKSHIRE HATHAWAY)】の株主総会での発言。

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元記事によればバフェット氏は過去数年間でアメリカの経常赤字が2倍になるなど不均衡問題が深刻化していると指摘。その上で今後ドル売り圧力が強まる可能性と共に「ソフトランディング(ゆるやかな調整)で済むかは疑わしい」と言及し、大幅なドル安が起こりうるとの見方を示した。

さらにバフェット氏はドル安対策として、「ドル以外の通貨で利益を稼ぐ企業に魅力を感じる」とし、海外企業へ投資を拡大する考えを表明した。

ドル円相場の値動き
ドル円相場の値動き(外為どっとコムより)

【外為どっとコム】などで外国為替取引市場を見る限りでは、日本時間の5月7日の深夜(アメリカ時間の6日お昼ごろ)を境に急速な円高・ドル安が進行している(1ドルあたり1円50銭ほどの急激な値動き)。ドル安傾向はほぼ同時に対英ポンド・対カナダドルなどでも起きており、バフェット氏の言及が影響した可能性は十分に考えられる。

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