オセロの世界選手権大会、今年は発祥の地茨城・水戸市で開催

2006年05月05日 07:30

オセロイメージ『日本オセロ連盟』などの発表によれば、第30回世界オセロ選手権大会が『オセロ』の発祥の地である茨城県の水戸市で10月6日から8日の三日間開催される。世界20か国以上から国内外合わせて50名が選手として参加する。過去の日本国内での大会は東京都内を開場としていたが、今回は節目ということで発祥の地での開催となった。

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日本オセロ連盟の説明によれば、オセロは戦後間もない1945年9月に茨城県水戸市に住む長谷川五郎氏(当時旧制中学生、現在の高校生に相当)が発案。五郎氏の父親がシェークスピアの劇「オセロ」のストーリー「美しき白人の妻デズデモーナ(白石)を持つ黒人将軍オセロ(黒石)が緑の平原(緑の盤)で勇敢に戦う波瀾万丈の物語」からその名をつけたという。

白と黒のコマを互いに打ち合い、はさんでひっくり返してその数を競うという、単純明快・準備も簡単に出来る「シンプル&インテリジェンス」的なゲームは大ヒットし、現在では世界で4000万人、日本ではそのうち半数の2000万人におよぶオセロ愛好者がいるという。

またそのルールのシンプルさと思考ロジックの奥深さから、かつてパソコンゲーム開発史上において、「いかに強いオセロゲームのプログラムを作るか」という競争が盛んに行われた時期もあった。現在でもその「血筋」は受けつがれており、将棋と共に「人間の名人と相並ぶ強さ」を誇るゲームソフトがいくつも発売されている。

今世界大会では飛び入り参加はもちろん出来ないし、エキシビジョンマッチなどはないようだが、NHKによる実況中継が企画中とのことなので、有志の打ちぶりがリアルタイムで見られるかもしれない。プロの腕前を見てみたいところだ。


(最終更新:2013/09/18)

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