【更新】NTTドコモ(9437)、「mova(ムーバ)」の販売を来年で終了し「FOMA(フォーマ)」に一本化

2006年05月26日 12:30

モバイルイメージ[YOMIURI ONLINE]によると【NTTドコモ(9437)】は5月25日、第二世代携帯電話「mova(ムーバ)」の販売を2007年までに終了し、高性能の第三世代携帯電話「FOMA(フォーマ)」に一本化する方針を明らかにした。ムーバはサービスは継続するものの、端末は店頭から姿を消すことになる(当然開発も行われない)。

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記事によると今回の動きは、ライバルの【KDDI(9433)】がすでに販売端末を第三世代に一本化していることに対応してとのこと。ドコモも第三世代に完全シフトしたことで、第三世代への移行が加速しそうだ。

もちろんFOMAへの一本化で気になるのはつながりやすさをはじめとしたサービスの質について。これについては電波をやりとりする基地局を増やすなどして対応する予定。

すでにNTTドコモでは販売のメインをFOMAに移している。契約者数は4月末でmovaが2683万人と全体の5139万人の半分以上を占めているが、FOMAの契約者数が増えているのに対してmovaは減少している。そう遠くないうちにFOMAとmovaの契約者数も逆転すると思われる。

FOMA・movaで分からない人のために説明しておくと、NTTドコモの携帯電話の名称で「90X」「70X」というのがFOMA、「50X」「25X」というのがmova(厳密にはほかにもあるが、そう思えば簡単)。最近はmovaの新型機もあまり登場せず、movaからFOMAへの移行の際には電話番号もそのままスライドできるので、「新機種に買いかえる際にはFOMAを」と考えている人も多いだろう。

今年秋に始まる、携帯電話会社を変更しても電話番号を変える必要がなくなる仕組み「ナンバーポータビリティ」にそなえ、各携帯会社もさまざまなアピールに出てくるに違いない。今回のNTTドコモの発表も、「FOMAに一元化して素敵な新商品をたくさん出し、サービスも充実しますよ」という、軽いボディーブローといったところなのだろう。

※第三世代携帯電話と第二世代携帯電話:
第三世代携帯電話は「IMT-2000」という国際基準にそったデジタル式の携帯電話のこと。「3G」とも言われている。高速データ通信やマルチメディアサービスの利用が可能。一方第二世代携帯電話は、第三世代より前のデジタル式携帯電話のこと。「2G」ともいわれている。

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