スクウェア・エニックス、『FF』最新作『ファイナルファンタジーXIII』をPS3と携帯向けに発売・展開を発表

2006年05月09日 13:00

ファイナルファンタジーXIIIイメージ【スクウェア・エニックス(9684)】は5月9日、同社の大黒柱的タイトルのひとつである『ファイナルファンタジー』シリーズの最新作、『ファイナルファンタジーXIII(FFXIII)』を【SCEJ】が発売予定の次世代家庭用ゲーム機「プレイステーション3」と携帯電話向けに同時展開することを明らかにした(【発表リリース、PDF】)。

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これは現地時間の2006年5月10日からアメリカのロサンゼルスで開催されている「The Electronic Entertainment Expo2006」(E3 2006)で発表されたのと同時に公式サイトでも公表されたもの(【スクウェア・エニックス上のE3公式サイト】)。発表リリースによれば今回の『FFXIII』については複数のプラットフォーム上で同時多面的展開を行うことから単一タイトルとしてのプロジェクトではなく、『FABULA NOVA CRYSTALLIS(ファブラ ノヴァ クリスタリス) FINAL FANTASY XIII』として実働。それぞれのタイトルで異なる主人公、異なる世界観、そして異なるストーリーが繰り広げられる。

プロジェクト名FABULA NOVA CRYSTALLIS(ファブラ ノヴァ クリスタリス) FINAL FANTASY XIIIはラテン語で「新しいクリスタルの物語」という意味を持つ。そして一つの共通する神話を元にそれぞれが独自に物語を連ねていく。

各タイトルのスタッフやそのスタッフの経歴、イメージビジュアルなどは上記発表リリースを参照してほしいが、今プロジェクトでは「現在のところ」『ファイナルファンタジーXIII』と『ファイナルファンタジー Versus XIII』が対をなす形で同一プラットフォーム上(PS3)で発売され、リリース曰く「もっとも身近な」『FFXIII』として『FINAL FANTASY Agito XIII for Mobile phone』がサービス提供される予定。発売・運営月日や価格などは一切未定。また携帯電話版についてはどのプラットフォーム・機種向けなのかも未発表。

またリリースには「今回発表している3タイトル以外にも更なる広がりをみせていきます」とあり、今後同一機種で派生タイトル、あるいは他機種での展開も予想される。もちろんゲーム以外の可能性も否定できない。

PS3と携帯はともかく、同一プラットフォーム上で別々の内容(とはいえ基幹システムはほぼ統一され、コンテンツ部分に差異があるのだろうが)のタイトルを同時提供というスタイルは、『ファイナルファンタジー』としてはもちろん、スクウェア・エニックスのタイトルとしても珍しい。このやり方は内容やシステムがユーザーに評価されれば相乗効果を生み出し、別々のタイトルを2本発売する以上の売上・人気が期待できるが、顧客の期待以上のものを提供できないとなると双方ともイマイチな結果になるという両刃の剣的な要素を持つ。

いっそのこと、システムのみを提供してそれぞれのシナリオを別途発売した方が良いのではないかと思うのはヤボだろうか。いや、そんなことが無いよう『FF XIII』と『FF Versus XIII』の間にはまったく別物として見受けられるような違いが多数存在するに違いない。

ともあれ、続報を待ち望みたいところだ。

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