フランス産のフォアグラ、6月下旬にも輸入再開見通し

2006年05月29日 06:00

フォアグライメージ【NIKKEI NeT】によると、ヨーロッパで鳥インフルエンザが流行したことに伴い今年の2月下旬から輸入を停止しているフランス産『フォアグラ』について、【農林水産省】石原葵事務次官は5月25日、記者会見で「安全が確認できれば輸入再開になるだろう」と述べ、6月下旬にも輸入停止措置が解除となる見通しを明らかにした。

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フォアグライメージ世界三大珍味としてトリュフやキャビアと共に美食家たちから愛されている高級食材のフォアグラだが、日本における輸入量の半分はフランス産。ところがフランスで鳥インフルエンザが発生したため、日本ではフォアグラを含むニワトリやカモの肉・内蔵の輸入を停止していた。

フランスでは3月18日に防疫措置を終了。今のところ新たな発生は見られていない。防疫措置終了後90日間再発が無ければ、輸入再開のゴーサインを出す判断条件となる。

一般庶民にはとんとなじみのないフォアグラだが、しかるべき人たちには恋人からのラブレターを待つかのような日々を過ごしていたはず。今回の輸入解禁の兆しの報は、間違いなく朗報となったことだろう。アメリカ産牛肉の輸入問題のように込み入った話もないため、再発さえなければスムースに輸入再開は果たされるに違いない。


(最終更新:2013/09/03)

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