入院治療費定額制こと「診断群分類別包括評価」の導入広まる、今年度は2.5倍に

2006年05月13日 07:00

時節イメージ【asahi.com】によると、入院治療費を病気の種類毎に定額払いにする「診断群分類別包括評価(Diagnosis Procedure Combination、DPC)」の仕組みを今年度は新たに216の病院で導入することが【厚生労働省】のまとめて分かった。昨年度まで144病院が導入していたが、それから一気に2.5倍に増える計算になる。DPCは平均入院日数の短縮など医療費抑制に効果があるといわれており、厚生労働省側としては来年度以降も普及をさらに推し進めたい考え。

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検査や投薬をした分に応じて治療費を支払う「出来高払い」方式に対し、DPC方式では、入院治療のうち投薬・検査などの部分が、量や回数にかかわらず1日ごとの定額払いになる。病気の種類や程度が同じなら、全国どこの病院でも同じような検査や治療が行われる「治療の標準化」や、平均入院日数短縮などに効果があるとされ、2003年4月から大学病院などで導入された。

 ただ、医療関係者の間には、「やってもやらなくても同じ額なら、時間や投薬数が少ないほうが採算性が高くなる」との考えから、必要な治療が行われなくなる恐れがあるとして、同方式の拡大に慎重な意見もあるという。

DPCの制度は各医療関係者の間でも研究と最適化の模索が進められており、たとえば【三菱ウェルファーマー(4188)】では【DPCの制度に関するガイダンス】をPDFで無料提供している。

領収書を見返してみる限り、当方(不破)が入院した時の入院治療費はDPC方式ではなく出来高払いだった(項目別に詳細が書かれていた)。治療費が部屋代・食事代以外の部゛分でも日数計算されるとなると、入院日数へのプレッシャーも大きくなり、結果として「平均入院日数の短縮」につながるのも理解できなくは無い。

ただ、患者側としてみれば料金そのものが安くなるかもという期待がある一方で、料金体制そのものへの不透明感が出てくるのも否めない。医療側としても模索と試行錯誤が続いているDPC制度、普及はしても最適化にはまだまだ時間がかかりそうだ。

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