ライブドアの個人株主は2割に、外国人株主比率が4割に急増

2006年05月15日 06:30

株式イメージ【asahi.com】によると【ライブドア】の3月末時点の株主構成が明らかになり、それによると外国人株主の保有株式比率は全株式の4割を占めるようになったという。また2005年9月末時点で55%を保有していた個人株主の比率は約20%にまで低下したとのこと。すでに報じられている通りライブドアについては【USEN(4842)】が株式交換の手法を用いた完全子会社化を検討しているがそれには重要議題となるため株主総会で株主3分の2以上の賛成が必要。17.25%を保有している堀江貴文元社長と共に、外国人株主の動向に注目が集まっている。

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一連の騒動で度重なる売りを吸収する形で外国人株主比率は上昇。2005年9月末には18%程度だったそれは、アメリカ・香港の投資会社4社合計で約32%の保有をはじめ、合計で55パーセント程度を保有していることになった。彼らの意思が一つに統一されているわけではないが、売却益の確保が最優先事項であるため、上記のUSENによる完全子会社化の際にはできるだけ有利な条件を、とさまざまな提案や交渉をしてくる可能性が高い。

なお株主総数は15万6000人と、2005年9月時点での22万人から減ってはいるが、ぼう大な数であるという状況は変わらない。記念として少数を保有している株主がほとんどだというが、それでも株主であるには違いない。

ライブドアでは6月に、平松庚三社長をはじめとするUSEN幹部らを新取締役として承認する臨時株主総会を開催する予定。果たしてこの場でどのようなやり取りが繰り広げられるのか、気になるところではある。特に投資ファンドなど外国人株主の動向次第では、USENが想定以上の出費を課せられる可能性もある。ライブドア株主はもちろん、USEN株主にとっても気が気ではないかもしれない。

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