ジャワ島地震でラーメン10万食分を現地買い上げ寄付

2006年05月31日 06:30

時節イメージ【NIKKEI NeT】によると、即席めんの関係企業で構成する【日本即席食品工業協会】は5月30日に総会を開き、インドネシア・ジャワ島で起きた大地震に食糧援助を行うことを決定した。同協会が中心の世界ラーメン協会(IRMA=International Ramen Manufacturers Association)が支援金1万ドルを拠出し、インドネシアで製造された即席めん10万食を買い上げ、現地に送るという。

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日本即席食品工業協会とは即席めんの品質管理などの他に食育推進のための広報活動を行う団体で、上場企業では【加ト吉(2873)】【東洋水産(2875)】【日清食品(2897)】【ハウス食品(2810)】などが加入している。

直接1万ドル分の即席めんを送った方が手っ取り早いという意見があるかもしれないが、急にそれだけの在庫を抱えているとも限らず、たとえ援助物質であろうと食品を輸出するともなれば、クリアすべきさまざまな問題に直面することになる(食生活上の慣習の問題もある)。

一方現地買い上げともなれば多少食品の調達に時間はかかるかもしれないが、流通上の問題はクリアでき、何より現地産業に資金を注入できるので、「食糧援助」と(間接的ながらも)「資金援助」という二重の援助を行うことができる。

今回発生したジャワ島地震は先のスマトラ島沖地震同様に大変な状況にあるという報が相次いでいる。また、発生地域周辺は親日感情厚い人たちが多く住んでいることもある。彼らの期待に応えるためにも、早急にさまざまな手を差し伸べることが必要だろう。

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