ライブドア証券の早期身売り検討中、USEN以外も対象へ

2006年04月21日 12:30

株式イメージ【Mainich INTERACTIVE】によるとライブドアは4月20日、傘下にある【ライブドア証券】をグループから早期に分離する方針を固めたという。すでに業務・資本提携をして経営統合の可能性もある【USEN(4842)】への売却が最有力だが、ライブドアの意向としては「USEN以外でも売却交渉を行う余地はある」とのこと。もしUSENの意向にライブドア証券が合致しない場合、ライブドア証券が第三者へ売却される可能性も出てきた。

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ライブドア証券はライブドアの100%子会社で、ライブドアグループ内では稼ぎ頭のひとつ。だが先の一連の証券取引法違反事件で堀江隆文前社長らと共にライブドア本体も起訴されたことにより、証券取引法における「罰金刑以上の刑事罰を受けた会社が証券会社の株式を20%以上保有することを禁止」している決まりに抵触する可能性が出てきたため、早期にライブドア証券をグループから分離した方がよいと判断したもよう。

USENはライブドアとの統合計画の中に、ライブドア証券など金融事業を含めるかどうかは決定していない。USENの判断次第では、第三者への売買も十分にありえる。

免許やシステムの構築なども考えると、ネット証券への新規参入を模索している会社にしてみれば「絶好のチャンス」となるわけだが、ライブドアとUSEN間のやり取りがうまくいかなかったとして、果たしてどこが手を上げるだろうか。

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