【更新】三菱UFJ(8306)とKDDI(9433)、携帯電話利用の代金決済銀行を設立へ

2006年04月13日 12:10

株式イメージ[YOMIURI ONLINE]によると【三菱東京UFJ銀行(8306)】【KDDI(9433)】が金融分野で全面協力・提携し、携帯電話を使った代金決済などを行う新銀行を設立する方向で最終調整に入ったことが4月12日までに明らかになった。関係者の話によるという。

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記事によれば両社は年内にも共同出資で準備会社を設立、来年には新銀行を設立してサービス開始を目指すという。事業の提携ではKDDIの携帯電話auユーザー向けの今新銀行の設立以外に、auショップへの銀行代理店業務の委託、さらには携帯電話によるクレジットサービスの提供などが柱になるという。携帯電話によるサービスに特化した銀行は初めて。

この新銀行では、携帯電話の中に預金口座を持つことになる。そして残高範囲内であれば、高額商品でも携帯電話をかざすだけで代金支払いが可能になる。いわば言葉どおり携帯型お財布兼銀行口座電話が出来上がるということだ。

使い方や便宜性として記事では、携帯でネットオークションや音楽ダウンロードサービスを利用した際の代金引きおろしが直接できるようになる、デビットカードのように(限度枠内で)一般の商店でも携帯を読み取り機にかざすことにより、代金支払いができることをあげている。

ナンバーポータビリティ(携帯電話本体の会社を変えても電話番号が変わらない仕組み)を今秋にひかえ、各種携帯電話会社が次々に新サービスを打ち出し自社携帯へのユーザー取り込みを画策する昨今。今回の「発展型お財布ケータイ」のサービス提供と新銀行スタートも、もちろんその一環に違いない。とはいえ、現在の少額制お財布ケータイでも、携帯の紛失などでトラブルが少なからずある以上、多額の現金を(クレジット・キャッシュカードよりは)紛失しやすい携帯の機能に盛り込むことの危険性や対応策も十分以上に盛り込む必要があるだろう。

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