【更新】経済産業省がゲーム産業戦略策定へ

2006年04月28日 12:30

ゲームイメージ[YOMIURI ONLINE]によると【経済産業省】は4月26日【第一回ゲーム産業戦略研究会】を開催し、その中で家庭用テレビゲームなど日本国内のゲーム産業の国際競争力を強化するため、「ゲーム産業戦略」を策定することを明らかにした。日本のゲーム産業は輸出超過で国際的に優位な地位にあるが、最近は産業そのものや創造性の停滞、ライバルたる他国の躍進などでその地位が揺らいできている現状からの対応策。

スポンサードリンク

研究会の議事録は原則非公開で、後ほど概要が発表されることになっているため現在経済産業省では正式な発表はない。元記事によれば7月上旬に公開されるという。具体的には、介護や教育用ゲームなど社会性が高く、需要拡大が見込まれる分野での積極的な開発をうながす。また、青少年への悪影響など社会的健全性についても改善策を協議。さらには優れた開発者の表彰制度も検討するという。

元記事ではアメリカ市場における日本製タイトルの上位ランクイン数の減少や、オンラインゲームでの出遅れなどを例にあげ、経済産業省のアクションの必要性に賛同している。国の指導でどこまでクリエイティブな部門におけるサポートができるかは一抹の不安があるが、逆に「国がバックアップしてくれる」という安心感や社会的地位の向上、さらには予算的な安定性の確保の可能性を考えると、まんざらでもないだろう。

また、「ゲーム」を国際的に通用する日本の産業のひとつとして国の機関が認定し、行動をおこすということ自体、業界にとってはきわめてプラスとなるに違いない。より多くの予算が計上され、机上の空論ではなく実際に役立つ戦略が策定され、そして強固な権限のもとに実施されることを祈りたい。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ