【更新】バタフライ効果的結論!? 温暖化で花粉症の増加懸念を世界保健機構が示唆

2006年04月24日 06:30

時節イメージ[YOMIURI ONLINE]によると【世界保健機構(WHO)】やアメリカの専門家らが「地球温暖化が進むと今世紀末までにアレルギーやぜんそく、皮膚疾患などの健康被害が増える恐れがある」との見方を強めているという。特にアメリカや日本などの先進国では、高齢化社会の進行で感染症や慢性病にかかりやすい人が増えることから、医療費負担や保険費の増加なども懸念されている。

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記事によれば、過去の分析結果から「この10年で温暖化に伴う健康影響対策の必要性を増した」と報告書が結論づけたとしており、その報告書の中では

「温暖化でアレルギーを起こす物質をつくる植物や虫が増える」
「花粉症のようなアレルギー症状や喘息を起こす人が増える」
「医療費負担や保険料が増加する」


など、「風か吹けば桶屋が儲かる」的な展開を説明している。さらに先進国では都市部のヒートアイランド現象(地面をコンクリートなどでふさいでいる面積が多くなるため熱が逃げにくくなり、周辺地域の気温が上昇すること)や排ガスなどの大気汚染の影響もあり、喘息などの患者が増えるとの見方を示している。また、高齢化社会の実現も大きな要因となるとしている。

地球は多種多様な要素が実に複雑に絡み合い、そして助け合って現状を維持している。どこか一つバランスが崩れると、ドミノ倒しのように派生的に多くの場所でひずみが生じることになる。今回の「温暖化による花粉症や喘息の増加懸念」もそれを如実に表す一例となる。

特に花粉症については(当方も含め)頭を、そして鼻や喉を痛めている人も多いだけに、やもすると「地球温暖化対策なんて自分には関係ない」と思っている人も、今一度考え直す機会を与えてくれることだろう。

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