名寄せで優待はどうなるの? 素朴な疑問

2006年04月18日 19:30

株式イメージ今件はメモ的な記事。複数の証券会社にまたがって同じ銘柄を所有していた場合、配当や優待はまとめて計算される。例えば当方(不破)のように【イートレード証券(8701)】【松井証券(8628)】それぞれに証券口座を開設していて、【日本ライトン(2703)】の株式を仮に1枚(100株)ずつそれぞれの口座で購入していたとしても、優待は1枚分(2500円相当の商品)しかこない。証券会社ごとに計算されるのではなく、まとめて計算されるからだ。これを「名寄せ」という。ペイオフがらみでよく話題に登った言葉なため、記憶に新しい人も多いだろう。

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ここで一つ疑問、というより不安が。上の例であげた日本ライトンの場合、10枚以上保有していると優待のグレードが1ランクあがり、5000円相当の商品となる。それではイートレード証券と松井証券それぞれ5枚ずつ保有していた場合、優待はどうなるのか?

正解は「5000円相当の商品」、つまり「10枚保有している」ものとして会社は判断し、優待が送られてくる。実際には滅多にないパターンだが、確率としてゼロではない。その一方、「別々の証券会社に口座を持って株式を買った場合、別々の口座ごとに優待が来るのか」という質問とその回答は繰り返し行われるが、その逆の「名寄せされた株数で優待が計算されるのか」という質問の答えは滅多に聞かない。

今回、名寄せの仕組みを再チェックし、さらに実際上記のようなパターン(複数口座で優待付き銘柄を保有していた際、名寄せされた合計数で優待が来た)が確認できたので、メモも兼ねて今回記事にした。

しかし実際のところ、そんな面倒なことはせず、優待取得を考えるのならメインの証券会社でまとめて購入した方が管理上も楽だし、色々面倒なことが起きなくて良い。可能性の問題としてのみ、ということでここに書き連ねておこう。

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