対不審船高速巡視船「でわ」「はくさん」、海保へ引き渡し

2006年04月15日 07:00

「でわ」イメージ【秋田魁新報社】の報によると、不審船への対応を主目的に開発された高速高機能大型巡視船(1000トン型)「あそ」型の2番船・3番船にあたる「でわ」「はくさん」の【海上保安庁】への引渡しが4月12日、神奈川県横浜市鶴見区の造船会社で行われた。それぞれは東京湾での操縦訓練の後、4月20日には配備先の第二管区秋田海上保安部(「でわ」)、第九管区金沢海上保安部(「はくさん」)へ向けて出航することになる。

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「あそ」型イメージ「あそ」型巡視船は海上保安庁が能登半島沖不審船事案、九州南西海域不審船事案を契機に整備を決めたもので、すでに1番船「あそ」は第七管区福岡海上保安部に配備済み。総トン数は770トン、総長は79メートル。大型巡視船では初めて、推進方式にウォータージェットを採用。速力は30ノット以上(時速56キロ以上)。

装備としては射撃精度を向上させた40ミリ機関砲1門、赤外線捜索監視装置、停戦命令等表示装置、高速警備救難艇など。

海保では今回装備されたあそ型2隻以外にも、不審船問題が大きく取り上げられて以降、高速特殊警備船(180トン型)、ヘリ甲板付高速高機能大型巡視船(2000トン型)などを増強建造配備し、情勢の変化への対応を図っている。

今後ますます「事態」が「進展」し、日本海での「活躍」が期待される海上保安庁。効率的に業務を果たせるよう、装備の充実を図ってほしいものだ。

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