早稲田大学と京都大学、連携協力協定を締結。第一弾古代エジプトビール「ホワイトナイル」販売

2006年04月11日 06:30

エジプトイメージ【早稲田大学】【京都大学】は4月10日、教育や学生の諸活動、研究など多岐にわたって連携協力していくことに合意し、基本協定を締結したことを明らかにした(【発表ページ】)。京都大学と私立大学との包括協定は初めて。また、その提携の第一弾として古代エジプトビール「ホワイトナイル」を開発し、提携成果の社会還元として4月12日から両大学の生協やレストランで販売するという。

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古代エジプトビール「ホワイトナイル」イメージ今回発表された古代エジプトビールは、早大客員の吉村作治教授が2004年に壁画の記載を元にエジプトビールを再現した際に、材料となるエンマー小麦を京都大学の研究室が提供したのがきっかけ。この栽培植物起源学研究室は1万種ほどの小麦粉を生きたまま保存するという、世界最大級の遺伝子バンクを保有している。いわば今回の古代エジプトビールもその時の「レシピ」を元に、当時の原材料にきわめて近い材料で作られたものとなる。

発売される「ホワイトナイル」は製造元として、地ビールのノウハウを持つ京都大学の地元、京都にある【黄桜酒造】(あの「♪カッパッパ~」のテレビCMで著名)が製造元として参加している。商品名「ホワイトナイル(WHITE NILE)」はエジプトに流れる母なる大河ナイル川から来たもの。コクがあり、食事の最中に飲むタイプのビールとして位置づけられるという。価格は330ミリリットルの小瓶で450円(税込)。

材料となる「エンマー小麦」が量産できるのは来年夏以降になるため、今年は近縁種のデュラム小麦を使うとのこと。

今後も大学間の交流を深め、一般企業では難しい発想とストックされたノウハウ・情報の融合で、世間を楽しませてくれたり有意義な商品を開発してほしいものである。そう遠くないうちに、古代種小麦を使ったパンなどをメニューに取り揃えた「古代エジプトレストラン」とかができたりして……。

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