カプコン(9697)元社員、自社名を「カプコソ」と間違え詐取発覚

2006年04月05日 07:30

株式イメージ【asahi.com】などが報じたところによると、阪神高速回数通行券1700万円相当分を大阪市の有料道路管理会社からだまし取っていたとし、【カプコン(9697)】の元社員の男・尾上宗年(53)が大阪地検に詐欺罪で起訴されていたことが4月3日に明らかになった。発覚の理由は、ATMで代金の入金を入力した際に、振込人名義を誤って「カプコソ」と入力してしまい、それを不審に思った管理会社がカプコンに指摘して分かったというもの。

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記事によると今件では1冊で100回利用できる「阪神高速東普通区間普通車」を合計300冊だましとったというもの。尾上被告がカプコンで高速道路回数通行券の購入管理を担当していた2004年12月から2005年1月の間に、カプコンがこの冊子を注文したように発注書類を偽装し、管理会社が納入した回数券を金券ショップで換金、遊興費などにあてていたという。

本物のカプコンからの代金払い込みが滞ることがあったため管理会社が入金状態を確認したところ、それまでに振り込まれた代金の振込人名義が「カプコン」ではなく、「ン」と「ソ」を取り違えた「カプコソ」になっていることが分かり、カプコン本社に伝え、今回の事件が発覚した。

ただ、記事を読む限りでは「元社員が会社を装って」ではなく、「社員が会社の仕組みを悪用して詐取(2004年12月から2005年1月)」「事件発覚」「懲戒解雇(2005年3月)」「逮捕(2006年3月)」という流れであるようだ。

また、「キー入力を間違ったのでカプコソとなったのでは」という話ではあるが、「ン」と「ソ」のキー配置を見る限り、打ち間違ったという理由には多少の無理がある。あるいははじめから「カプコソ」と認識して打っていたのかもしれない。なぜなら「自分はカプコン、ではなくカプコソとして申請した。カプコンからの注文と勘違いして納入した業者が悪い」という言い訳を考えていたのかもしれないからだ。とはいえ某巨大掲示板でよく使われる隠語でもあるまいし、もちろんこんな説明は道理にあわず、却下されるのがオチだろうが。

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