スクウェア・エニックス(9684)、上期不振をばん回できずに下方修正

2006年04月19日 06:30

株式イメージ【スクウェア・エニックス(9684)】は4月18日、2006年3月期連結決算見通しを発表し、経常利益をこれまでの285億円から150億円、純利益を175億円から100億円に下方修正した(【発表リリース、PDF】)。

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4月18日のスクウェア・エニックスのチャートイメージリリースによれば見通しの下方修正は、

・ゲーム事業
『キングダムハーツII』や『ファイナルファンタジーXII』などのビッグタイトルが好調だったものの上期の不振ばん回までにはいたらなかった
・オンライン事業
新規タイトルの伸び悩み
・モバイル事業
国内外の投資回収・成長が見込みより遅れた
・出版事業
雑誌やコミックスが好調に推移
・連結対象となったタイトーのAM事業など
業務用キッズカードゲーム機が苦戦、施設運営が計画未達
・その他事業
映像作品の成功


などを事業別の理由として掲げ、特に上期の不振をばん回できなかったことにより、結論として経常利益で前回予想の47.4%減、純利益で42.9%減という値に下方修正せざるを得なくなったとしている。

今件は場中の14時に発表されてしまい、大きく相場を動揺させることになった。結局場が引けるまでに値は戻したが、18日の株価チャートを見ても、値が下がると同時に出来高が急増しており、少なからぬ投資家がパニック売りに走ったことが推測される。

業績予想の修正を速やかに告知することは良いのだが、もう少し市場に与える影響を考慮したタイミングを見当してほしいものだ。

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