今度はダイエー(8263)系消費者金融会社アルファオーエムシーが強引な取立てで行政処分

2006年04月22日 07:30

【関東財務局】は4月21日、【ダイエー(8263)】子会社の【オーエムシーカード(8258)】の子会社である消費者金融会社【アルファオーエムシー】に対し、貸金業規制法に違反する強引な取立てがあったとし、4月24日から5月18日の間、ほぼすべての業務を停止するよう命じる行政処分を行った(【発表リリース、PDF】)。

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リリースによれば同社管理センターの担当者3人は、債権取立てにあたって債権者本人が不在である事を伝えられていたにも関わらず、返済義務の無い債務者の妻に対して6回にわたって電話をし、

・「仮差押を行っている自宅不動産を売却することとなり出ていかねばならなくなる」「これ以上待てない」「このまま進展がなければ競売により自宅を不動産業者に買い取ってもらうことになる」など、不動産売却が緊急に迫っているかのように伝えて一括返済を要求。
・保証人になるから分割返済にしてほしいと提案した妻に対し、分割返済を前提とする保証契約書を求めておきながら、一括返済を要求し続けた。
・無関係な親戚の氏名、電話番号を聞きだそうとし、親戚から返済資金を調達するよう仕向け、一括返済を要求した。


など、貸金業規制法に抵触する行為を行ったという。

先の[アイフル(8515)]に対する行政処分の報道の過程で、「一部上場だろうが三部だろうが、金貸しには違いない」とする現場の科白が話題になった。今回のアルファオーエムシーへの行為は、まさにこの言葉を裏づけする形となったわけだ。今後、貸金業者に対する世間、そして行政の厳しい目が向けられるのは致し方ないことだろう。

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