ユージン(7828)社長、死因は自殺との報

2006年04月11日 13:00

株式イメージ先日上場を果たしたカプセル玩具大手で【タカラトミー(7867)】の子会社【ユージン(7828)】の前社長・冨沢正秋氏が4月5日に死去した件で(【訃報、PDF】)、【ZAKZAK】などは4月11日、死因が訃報にある急性心不全ではなく自殺であると報じた。一部テレビ番組などでも報じたという。

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記事などによれば冨沢社長の死因について、埼玉県警には「自殺」として届出があったという。また、上場後に自社株が低迷していることや業績の下方修正を冨沢社長を気にしていたとのこと。

確かにユージンの株価は上場後急速に下落を続けているが、これはむしろIPO過熱状態からの脱却のプロセスにおける冷やしの段階でもあり、(株価下落を気にしないのは問題だが)、何もそこまで……という気がする。上場会社の経営陣として自社株株価や業績を気にかけないのは良くないが、百歩譲って債務超過に陥っているわけでもなし、何も命を絶つなどとは、と思わずにはいられない。あるいはこういう状況への対処について、特にメンタルな面からアドバイスしてくれるような参謀格のスタッフがいなかったのだろうか。

一方、冷酷な話ではあるが、上場会社である以上、事実を隠蔽して報じるのは(たとえ事情が今件のような場合であっても)問題である。コンプライアンスの面から、ユージンには厳に上場会社であることを再認識してほしいものだ。

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