タダノ(6395)、モアイ修復事業のため新たに6000万円のクレーンを寄贈

2006年04月10日 06:30

モアイイメージ『ヤフーニュース(時事通信)』などが報じたところによると、チリ領イースター島に存在し、世界7不思議の一つに数えられている巨石人像モアイについて、数多く倒れている像を立ち直して修復しようと、建設機械メーカーである【タダノ(6395)】が4月8日、同島にタダノ社製60トンつりクレーン車(約6000万円)を寄贈した。

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クレーンイメージイースター島には900近くのモアイ像が存在するが、部族間抗争などで引き倒された結果、今現在写真でよく見かけるように立っている姿として残っているのは300程度に過ぎず、残りは倒されたままになっている。タダノは1988年に、テレビ番組でイースター島知事が「クレーンさえあれば起こせるのに」とコメントしていたのを社員が耳にしたのをきっかけに、【イースター島モアイ修復プロジェクト】を立ち上げ、機材提供をはじめ人材派遣、技術指導などさまざまな面からモアイの修復に手を差し出してきた。クレーンなど機材寄贈だけでも、1992年9月に修復資材などと共に寄贈したのをはじめとし、何度と無く行われている。

足元がしっかりしない限りは他人のことに気を配る余裕はなかなか生まれない。今回のニュースはタダノに限らず、建設業界の景気が持ち直してきたことを現す一つの指針として評価できるだろう。それとは別に、タダノが行ってきた社会貢献に、あらためて賛美の声を送りたい。


(最終更新:2013/08/29)

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