ネット上での書籍などの通販と現物のコンビニの受け渡しでは、【ヤフー(4689)】と【セブンイレブン(3382)】との間ですでに行われており、その手軽さや配送料の安さ(送料は原則無料)などから好評だった。特に平日の日中での受け取りが難しい一人暮らしをしている人にはありがたいサービスとして重宝されている。今回、ファミマと楽天ブックスの間で行われるサービスは先行しているヤフー・セブンイレブン間のそれとほぼ同じであり、競争激化のきっかけとなることは間違いない。

提携ネットショップ(今回の場合は楽天ブックス)にしてみればユーザーの便宜性が上がり魅力がアップする。コンビニにしてみれば現場での手間は増えるが「来客機会の増加」という集客要素を増やすことになるので、営業的にプラスとなる。両社にとってプラスとなる今回のような提携は、今後ますます増えてくるだろう。

さらに今回の場合、「ヤフーで書籍を買いたいが近所にセブンイレブンが無いので受け取りが難しい」という地域の人にとっては朗報になるかもしれない。

(最終更新:2013/09/04)