東証、本日から後場開始午後0時30分に復帰

2006年04月24日 12:15

株式イメージ先に【東証、後場の立会い開始時間の延刻措置を4月24日から解除、午後0時30分からに復帰】でも報じたとおり、【東京証券取引所】は本日4月24日から、ライブドア関連で取引急増への対応策のひとつとして実施していた、「後場における開始時間を通常の午後0時30分から午後1時に延刻する」措置を解除し、通常の午後0時30分スタートにする。

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午後0時30分から午後1時までの30分は、特にサラリーマンが昼休みを利用しての取引に用いるため、寄付きの午前9時からの30分同様に取引が活発な時間帯であった。そのための「一日あたりの取引高を減らすために必要と思われる」措置ではあったが、大証など他の証券取引所は通常通りの時間帯で取引を行っていたため、開場時間の差が問題視されていた。

特に大証で取り扱われている先物については、午後0時30分から午後1時までの間で大きな商いを行って東証での取引に心境的な影響を及ぼすという「時間差攻撃」が多発。市場関係者からは「魔の30分」と呼ばれると共に、東証へ早急な延刻措置の解除が求められていた。

本日からの延刻解除措置により、ようやくこの「魔の30分」による市場操作も無くなるわけだが、市場の雰囲気そのものは株価の天井感に加え、不信感から来る新興市場への売り圧力の強化など、予断を許さない状況が続いている。一部の「大人」による先物での市場操作はその影響力を弱めたものの、まだまだ相場動向を注意深く見守る必要があるだろう。

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