子供の体調異変が気になったら「こどもの救急」サイトで確認を

2006年03月20日 12:10

「こどもの救急」イメージ【NIKKEI NeT】によると【日本小児科学会】では1月末から、こどもの救急というウェブサイトを開設運営している。休日や夜間の診療時間外に、生後一か月から6歳までの子供の具合が悪くなった場合、病院での受診が必要かどうかの目安にしてもらおうとの趣旨からのものだという。

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「こどもの救急」イメージ記事によると小児科の休日夜間外来患者はほとんどが軽症患者。学会側では病状の理解を深めてもらうのと共に、特に夜間休日の診療時間外における外来患者を減らすのが、「こどもの救急」の狙いだという。

「こどもの救急」では発熱や耳を痛がるなど19の症状別にコーナーが分かれ、子供の家族が該当する質問項目をチェックするだけで、病院での受診が必要かどうかの判断を下すことができる。病院に行くべきだと判断が下された場合、準備すべきものやお医者さんに伝えるべき項目も表示されるという、いたれりつくせりぶり。

記事のタイトルを見た直後は「子供の異変に気が付いたらまず病院に連絡というのが筋ではないか。ウェブサイトで情報を公開するのは意義のあることだが、それに頼って判断を誤ったらどうするのだろう」と不思議に思った。が、現場の実情として「小児科医が不足して対応しきれない。サイトでの情報提供で外来受診患者を減らす努力が必要だ」という厳しい状況があることを知り、正直驚かされた。

サイトの存在は非常に有意義であるのは間違いない。ただ、その内容や性質から見るに、緊急事態にわざわざパソコンを立ち上げて……という状況も考えにくいので、携帯電話向けのサイトも作るべきと考えられる。サイトのメインとなる部分はそれほど難しいことをしているわけではないので、比較的容易にできると思うのだが、どうだろうか。

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