「落とし物は何ですか? 見つけやすくなりますよ」落し物をネットで検索可能に

2006年03月08日 12:10

【NIKKEI NET】によると政府は3月7日の閣議で、年間1000万点を超える落し物の取り扱いを大幅に見直し、発見や返還を効率化させて保管の負担も軽減し、その要としてインターネットで落し物情報を検索できる全国システムの整備を柱にした、遺失物法改正案を決定した。現在6か月の保管期間を3か月に短縮することも求められている。

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また今改正案では個人情報に配慮し、情報が入力された携帯電話やパソコン、カード類などを拾っても、所有権を主張できなくなるのも大きな特徴だという。条文も現代用語に整備され、今国会で成立、2007年末ごろ施行の見通し。

改正案は大きくまとめると

・落し物情報を全国どこでもネット検索できるシステムの構築
・警察本部が落し物情報を警察署から集約してホームページで公表
・貴重な落とし物は全国手配


といった形。

旅行先で落し物をしたり、どこで落としたかが分からない落し物の場合は特に、全国区で落し物に関する案件をサーチできるのは非常にありがたい。

問題なのは自分が本当の落とし主ではないのに「自分が落とした」と詐称してだまし取るような詐欺行為が横行しないかということ。全国区で落し物に「自分のではないか」と届け出ることができるわけだから、そういう悪巧みを考える人も出てくるだろう。本人の物であることの確認はこれまで以上に慎重にならざるを得ないかもしれない。

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