鳥インフルエンザ投稿型情報サイト、専門家も絶賛

2006年03月03日 08:00

インターネットイメージ【HOT WIRED Japan】によると、鳥インフルエンザに関する情報源の一つとして、誰でも寄稿できるサイト構築用のプログラムWikiを利用した情報サイト[フルー・ウィキ(http://www.fluwikie.com/)]が一日数千件ものアクセスを集め、専門家からも高い評価を受けているという。

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記事では「誰もが自由に」投稿できるWikiのシステムを用いていることに対し、「フルー・ウィキ」の信憑性に疑問符を投げかける声があるとしている。だがサイトの管理人は、「インターネット上でインフルエンザの大流行に関して英語で書かれているものの中で、たぶん最も広範な情報を網羅したよりどころだ」とし、その重要性を強く肯定している。1200ページを超えるボリュームがあるにしても、大胆な発言だ。

だがこの「フルー・ウィキ」には(名前は明かせないが)専門家たちも寄稿していると語っている。なぜ名前を出せないかというと、鳥インフルエンザの対処法について政府見解との相違があるため、それを指摘されて政府からの助成金を失うことを恐れているからだという。

「フルー・ウィキ」の内容についてはAP通信が複数の専門家に調査依頼をしたところ、専門家らは感銘を受けるなど肯定的な感想をもらした。いわく、「いくつもの公式サイトを探し回らなければ得られない情報が、1ヵ所で入手できる場所」。だがその一方、いかがわしい情報にリンクしている部分もあると苦言を呈する意見もある。

インフルエンザへの取り組みのあまりにもずさんなことに危惧を抱いたため、管理人は「フルー・ウィキ」を立ち上げた。基本情報を提供し、一般の人々を危機から救い、態勢整備の手助けをするのが目的。

データのあまりにもの多さから重たいことでも有名な、誰でも寄稿できる百科辞典サイト【ウィキペディア】。そのシステムを用いることができる、あるいは簡単に導入を行えるツールを提供するサービスが増えてきている。今後国内外を問わず、このシステムを用いた「フルー・ウィキ」のような、情報共有による新しい「知恵の倉庫」が登場することだろう。

もちろん情報の中にはいかがわしいものや悪意のあるものも少なからず存在する。結局最後には個人個人の「情報への取捨選択能力」が求められるに違いない。


※現時点ではサイトはhttp://www.medcko.comに移転しています(2013.08.09.)


(最終更新:2013/08/09)

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