「レボリューションはメガドライブとPCエンジンのゲームがダウンロードして遊べる」任天堂岩田社長語る

2006年03月24日 10:00

【NIKKEI NeT】によると、アメリカ・カリフォルニア州で開催されている【The Game Developers Conference 2006】において[任天堂(7974)]の岩田聡社長は3月23日、同社が今年発売予定の次世代家庭用ゲーム機レボリューションで、【セガ(6460)】【NEC(6701)】の過去のゲーム機用ソフトを、インターネット上でダウンロードできるようにする計画を明らかにした。

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ご存知の通りセガもNECもすでにゲーム機ハードからは撤退している。そこで撤退前のゲームについて、任天堂がレボリューション上で「復活」をサポートすることになる。具体的にはセガのタイトルは「メガドライブ」用など約1000本、NECは「PCエンジン」用に【ハドソン(4822)】が発売していたソフトとしている。

岩田社長は講演で「ゲーム市場を拡大するには、現在のゲームファン以外の女性や高齢者も取り込んでいかなくてはならない」とコメントしたという。

今講演での詳細レポートが掲載されている【IGN】をチェックした限りでは岩田社長はレボリューションで、ファミコンやスーファミ、ニンテンドー64やゲームキューブだけでなく、セガのメガドライブ(海外ではセガ・ジェネシス)とPCエンジン(海外ではターボグラフックス)のソフトの多くも遊べるようになる、と発言している。

また前後してプレスリリースを発表し(【リリース、英語】)ており、これによると、

Iwata also announced partnerships with Sega and Hudson to offer downloadable access to their classic games via Revolution's Virtual Console. Revolution owners will be able to relive their past gaming glories from the Sega Genesis console by playing a "best of" selection from more than 1,000 Genesis titles, as well as games sold for the TurboGrafx console (a system jointly developed by NEC and Hudson). These games join Revolution's access to 20 years of fan-favorite Nintendo games from the NES, Super NES and Nintendo 64 eras.
(任天堂はセガやハドソンと提携を結んだ。レボリューションのダウンロード可能なソフトに彼らの「いにしえのタイトル」をレパートリーとして加えるためだ。レボリューションのユーザーはセガメガドライブ用タイトル1000以上の中から気に入ったものをダウンロードしてプレイできるだろう。また、PCエンジンのタイトルもしかり(※)。これらのタイトルに加えて、任天堂の過去のハードのゲームもプレイ可能なことによって、20年来のゲームファンのハートをキャッチすることができる)

※日経の記事では「PCエンジンのハドソンタイトル」とあるが、リリース原文を読む限りでは「PCエンジンはNECとハドソンが共同開発した」とある。恐らくはPCエンジンタイトルについて、ハドソン発売以外のも該当するのだろう


とある。

発売日ですらまだ確定していないニンテンドーレボリューションだが、これらの機能がすべて実装されれば、ゲーム業界にとっては台風の目どころか風雲児になることは間違いないだろう。さらに売行き好調の携帯ゲーム機ニンテンドーDSとの連動も考えると、まさに無敵艦隊出航という感じだ。他の次世代機(PS3やXbox360)も戦々恐々としているに違いない。

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