これ一枚で一生どころか十生は暮らせる!? アメリカで10億ドル紙幣見つかる

2006年03月15日 19:25

超高額紙幣イメージ【Excite News】によると、アメリカ・カリフォルニア州の税関職員が3月14日、通貨密輸で告発された男性の自宅を捜索している際に、250枚の10億ドル札紙幣(10ドルや10万ドルではない)を発見した。本物なら2500億ドル(約30兆円)。

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ドイツ「スーパーインフレ紙幣」イメージ1月に現金、偽札、10万ドル相当の金貨証券を米国内に持ち込もうとした件で有罪を認めた犯人のテクレ・ジゲッタの自宅を捜索していた際に見つかったもので、その10億ドル札は黄色でシワが入り、グローバー・クリーブランド大統領(Grover Cleveland:アメリカ第22代大統領、1885年~1889年在任)の肖像画が印刷され、1934年発行となっており、額面以外はそれなりに「本物」に見えたとのこと。

一枚数千億円の紙幣など、景品かおもちゃ(それこそ「こどもぎんこう」の紙幣かゲームの道具)でしか想像がつかない。ただ、M資金に代表されるような「ゆめまぼろし」の詐欺話にだまされる人が後を立たないことを考えると「この紙幣は国家間同士の裏取引でのみ使われる特殊な紙幣で云々」と丸め込むための道具として用意されたのかもしれない。

ただ、価値はともかく10億単位の紙幣ということなら、ハイパーインフレを起こしている国ならありうる話。過去の話で有名なのは第一次大戦直後のドイツ。「コーヒー一杯を喫茶店で飲むのにトランク一杯の札束が必要。そしてコーヒーを飲んでいる間に値段がトランク二杯に値上がりした」とか「壁紙がもったいないので紙幣を代わりに使った」という、ジョークのような本当の話があるくらい。今でも古銭市場で当時の億単位のマルク紙幣が出回っているくらいだ(写真は当時の10億マルク紙幣)。

どうせ10億なら、紙幣一枚ではなくて山盛りの札束か、あるいは金貨で欲しいものである(苦笑)。


(最終更新:2013/09/04)

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