アメリカのミリオネラー、過去最高の890万世帯に

2006年03月30日 19:30

時節イメージ[このリンク先のページ(Cnn.co.jpなど)は掲載が終了しています]が伝えるところによれば、アメリカでは昨年2005年、生活拠点である住宅をのぞいた資産額が100万ドル(約1億1700万円)を超える億万長者の世帯数が8%増加し、過去最高となる890万世帯になったことが市場調査会社の調査で明らかになったという。この「ミリオネラー」の居住地域にはおおきなへだたりがあり、上位10か所にカリフォルニア州の4群が含まれているとのこと。

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彼ら億万長者の平均資産額は220万ドル(約2億6000万円)。もっともこの資産のうち140万ドル(約1億6500万円)が今では多少おさまりつつある不動産バブルによるものと思われる不動産資産ではなく、現金などの流動資産だった。また負債額は16万5000ドル(約2000万円)へと約8%減少している。

また世帯主の構成については、平均年齢が58歳、45%がリタイヤ組・19%が専門職・事業主だった。

「億万長者」な人たちの投資への質問では、半数以上が「ここ数年は保守的になった」と答え、現在のリッチな状態は長年にわたる積み重ねによるものだと回答。そして70%が株式を所有し、68%が投資信託を運用していたという。

億万長者が多い群ベスト3は、カリフォルニア州ロサンゼルス郡(約26万世帯)、イリノイ州クック郡(約17万世帯)、カリフォルニア州オレンジ郡(約11万世帯)。ベスト3に限ってもそのうち2つがカリフォルニア州。参照元記事に掲載されているベスト10にもなると4群までもがカリフォルニア州であるとのこと。

現在のアメリカの景気の要因の一つとされている「不動産バブル」。億万長者な人たちの資産の構成が、ほとんどその不動産資産ではなく、流動資産だったのは驚かされる。それだけ堅実なのか、それとも先を見据えているのか……。ともあれ、あと数年この状況が続けば、アメリカでミリオネラーとしてのステータスの一つに「カリフォルニア州に住むこと」という条件が加わるかもしれない。

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