スズキ(7269)、GMとの提携は維持の方向で調整中

2006年03月06日 08:30

先に【アメリカのジェネラル・モーターズ(GM)】が保有する【スズキ(7269)】の株式をすべて売却するとしていた問題(【アメリカGM、事業再建のためスズキ(7269)の全株式売却へ】)で、両社間において全売却ではなく一部保有を続け、基本的な提携の枠組みを維持する方向で調整が進められていることが[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]の報によって明らかになった。

スポンサードリンク

記事によれば当初GMは、保有しているスズキの株式20%すべてを売却したいとの意向を表明していたものの、スズキ側では「両社の提携がさまざまな効果をあげているので今後も強固な関係を維持すべきだ」とし、一部をGMに保有し続けてもらう方向で調整が進められているという。

具体的にはスズキは業務面でGMとの提携を継続する他、GMグループの韓国GM大宇自動車技術の株式はスズキが保有し続けるとしている。

去年GMが同様に手持ちキャッシュを確保するために【富士重工業(7270)】株式を売却した際には提携そのものも解消されてしまったが、今件では提携の枠組みは維持されたまま調整が進められそうである。

GM側の事情があるとはいえ、両社共に提携の効果が上がっているのなら、極端な話株式の保有をして無くとも提携継続は可能である。ただそれでは裏づけがないので互いが疑心暗鬼になりかねない。スズキ側としては「(自社株買いになったとしても将来)大量に売られるので株価が下がるかもという不安が広まる」という切実な問題以外に、提携完全解消を持ち出されるのではということからも、保有維持を願うのは当然のことといえるだろう。

さらに【NIKKEI NeT】によると、両社は協業分業の選別に入ったようだ。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ