【更新】免疫力も5割増に。森林浴がストレスに良いことが科学的に証明される

2006年03月02日 07:30

[YOMIURI ONLINE]によると、自然豊かな森林の中で散歩をすることにより、リラックス効果が身体に現れることを【独立行政法人森林総合研究所】や日本医科大学の研究チームが化学的に裏づけたことが明らかになった。森林浴をすることによって、ストレスホルモンの減少など、身体の生理学的データが改善していたという。さらに同研究所では、調査した10か所の森林でリラックスした効果の高さを個別に評価、オススメの森として認定した。

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記事によると森林総研では心拍や唾液、血圧、リラックス度の指標となる副交感神経、ストレスを示すホルモン「コルチゾール」などを観察したところ、森林浴の効果が確認できたという。また、日本医大チームの調査では、血液中の免疫細胞(NK細胞)などを調べたところ、免疫力のアップ(5割増)も確認できたとのこと。

さらに興味深いことに、「鳥や虫の種類が多く、規模が大きく樹種も豊かな森林ほど、リラックス効果が大きい傾向があった」としている。

今件はまだ森林総合研究所のサイトでは公告されていないが、すでに去年の段階で【森林浴が抗がんタンパク質を増加させること等について】など、興味深いデータが発表されている。森は人間が思う以上のすばらしい恩恵を私たちに与えてくれていることを再確認させられる話ではある。一刻も早い、今記事の元となる研究成果の公式サイトへの掲載を望みたいところだ。

記事ではリラックス効果が裏付けられた森の一覧が掲載されている。近所にあれば、足を運んでみるのも良いだろう。

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